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幼児期のバイリンガル体験がつくる未来

幼い頃から2つ以上の言語を学んだ人は、それぞれの言語を脳の近い領域に記憶します。つまり、脳内で別々の部分が異なる言語を担当しているため、状況に応じて自然に両方の言語を使い分けることができるのです。
言葉を使う上で欠かせない「発音」に関しても、幼少期であれば完全に習得可能です。下のグラフは各言語が持つ周波数帯を示したものですが、日本語と英語はまったく異なる領域に属しています。これが日本人が英語を聞き取ったり正しく発音したりするのが難しい理由の一つです。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんはすべての周波数を聞き分ける力を持っています。この柔軟な時期に日本語と英語の音を十分に浴びることこそが、バイリンガルへの最も効率的な道だと考えられます。
さらに、一日の半分を英語環境で、もう半分を日本語環境で過ごす子どもたちは、自然と両方の文化に基づいた視点で物事を考えるようになります。広い視野と柔軟な思考力が養われることで、人間性も豊かに育まれ、言語力にとどまらずさまざまな分野で力を発揮できるようになります。
将来、国際的に活躍する時が訪れたとき、2言語を自在に扱える力は、自分の考えを正確に伝え、相手の思いを深く理解しながら、夢を実現していく大きな支えになると期待しています。
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